インドゴムの木の気根を利用して作られた橋の話。
作り方は・・・高く伸びたヤシの一種の檳榔樹(びんろうじゅ)を縦割りにして中をくりぬいて中空にしてから橋を渡したい場所に架け、細長いインドゴムの木の気根を何本も束にして通しておくと、気根が地面に根付いて地根となり、やがて一本一本が太くなって全体が人も渡れる頑丈な橋になるという便利なもの。
しかし・・・気根が地根になるのに5,6年。人が渡れる程太く頑丈な橋に育つのに30年はかかるという・・・なんとものんびりしていて壮大な話。主人公?の2階建ての橋は100年以上前に作られたものとか。
比較的最近(40年前)作られた橋はゴムの木の代わりにスチールワイヤーが使われたものの20年で腐食して危険になり、結局ゴムの木の気根が使われたという・・・。何しろ橋といっても生きている植物なので腐食せず、時間が経てば経つほど太く丈夫になるという優れもの。
ジャックフルーツ(パラミツ(波羅蜜))、コウラナメクジ、カシ山地、雲の家。