Amazonプライムビデオで見ました。
コメディー要素は無いですが、面白かったです。イギリスのロンドンで北アイルランドのテロリストの爆弾テロで娘を殺された父親(ジャッキー・チェン)がテロリストに復讐する話ですが、大半は元テロリストで現北アイルランド副首相(ピアース・ブロスナン)相手にテロリストの名前を教えろとあの手この手で強要する話です。
ジャッキー・チェンが娘を失ってしょぼくれた姿が老いたなと思わせますが、そこから元米軍特殊部隊の知識と経験を活かして相手を悩ましたりトレーニングで体力回復をしたりするうちに活力を取戻す様子を見るとどちらがメイクと演技によるものなのか、いやどちらも真実なのかもとか惑わされる気がしました(^^;)
アクションは軍隊仕込の?クロースコンバットが基本でしたが、カンフー・アクションも若干ありました。
詠春拳のような高速連打とか。「イップ・マン」シリーズでしか知りませんが、詠春拳は自分よりも体格、膂力に勝る相手に速度と手数で挑むもののように感じました。あと体幹の保持力の強さ?
特徴的なのが体制を崩されたときに内股になって巻き返すところとか。詠春拳の始祖は女性だと聞きますし。
映画の「イップ・マン」シリーズで小柄なアジア人が大柄な西欧人を圧倒するのに相応しいというか。「序章」では日本人が相手でしたけどけどね。
ちなみに原作の原題は「THE CHINAMAN」。「中国人の男」作中でも度々そう呼ばれるのでそれでいいんじゃないかと思いますが(「THE FOREGINER」(外国人)よりはいいと思うんですが(^^;))、現在は色々と配慮が必要になってるのかも知れませんね。
公開予定の「モンスターハンター」でも「ニーズ、チャイニーズ」が問題視されてしまって・・・個人的には全然騒ぐほどのことじゃないと思うんですがねぇ。中国系俳優のアドリブだったというし、もしかしたら普段友人間で交わす冗談のひとつだったかも知れないのに。何だか息苦しい・・・