Blog:Neutron Star

tma1のブログ 「試行錯誤」・・・私の好きな言葉です

Night Sights または蓄光材


夜間の部屋撃ちでサイトにホワイトドットの無いコッキング・ハンドガンでターゲットを狙うと見難くて目が疲れます。白いタック・シールを小さく切って貼り付けたりしてましたがはがれ易くて・・・。塗料を塗ってしまおうかなと思っていたら「Night Sights」というキット?を見つけました。


これは蓄光顔料(いわゆる夜光塗料)LumiNova(ルミノーバまたはN夜光塗料)を溶かし込んだUVレジンとUVレジンを短時間に硬化させるための紫外線を照射するUV-LIGHT miniというキーホルダータイプのブラックライトのセットです。


これをホワイトドット代わりにフロント、リアのサイトに丸く塗布して硬化させると暗いところでも狙いをつけやすいということで、非常に期待して取り寄せました。だってこのルミノーバ、10分間光を当てるとその後10時間発光し続けるというんですから・・・。


10年間近く自ら光りを発し続けるというトリチウムは高いし、ルミノーバの方が明るいという話もあるしでこれはいいんじゃないかと。


さて実際に東京マルイのSIG P228のサイトに無加工で付けてみました。使う前にUVレジンの入っているチューブ内の蓄光顔料とベースのUVレジンを良く混ぜないといけません。説明書には良く振って混ぜろとありますが・・・振って混ざるほど中身がありません(^^;)


これねぇ、2800円でしたけどチューブの中身が腹が立つくらい少ないです。最初パンパンに張っていたからたくさん入っているかと思ったら空気が抜けたらペッタンコ。チューブ自体10x3x2cmくらいの小さいな物ですが、中身はその5分の1程度しか入って無いことが分かりました。間違って使用済みの物が届いたのかとショップに問い合わせちゃいました。これ高いです。


ともかく何とか空気を抜いて良く揉んで混ぜ合わせて使わないとベースのクリア・レジンだけとか顔料と分離した状態で出てきてムラになってしまいますのでご注意。


塗布する表面をIPAなどで脱脂&洗浄してからチューブの口を軽く密着させてうまく丸く付けばOK。最初から厚塗りせずにUV-LIGHT miniで硬化させては重ね塗りでドーム状に盛り上がるくらい付けるといいでしょう。


SIG P228のリアサイトは角張っていますがベース材のUVレジンの表面張力は意外と弱くて角から沁みて余計なところに流れようとします。失敗したときは硬化させずにティッシュなどで拭えます。で、私の場合チューブに入った高粘度のシリコンオイルをマスキング材として使いました。UVレジンが接着できない素材としてテフロン、シリコンなどがあります。


さて、作業後に先日買ったLEDライトやUV-LIGHT miniを10分ほど当てて見ると・・・ライトから離した直後はかなり明るいですが1分もしないうちにどんどん暗くなっていきます。あれ?(^^;)


確かに光っているという感じは数分から十数分だと感じました。真っ暗闇では確かに1時間以上経過しても見えます。けど、薄暮から明かりはあるけど暗がりというありがちな状況では光って見えません。まぁそういう状況では乳白色に近い黄緑色という状態で見えるから問題ないといえば問題ないですが・・・。


SIG P228は無加工で塗布したので厚みが足りないのかと思い、H&K USPではサイトにバイスで穴を開け1〜2mm程度の深さを確保しました。これに塗布したら・・・若干は明るさが違いますけど真っ暗闇でないとあまり違いは分かりません。なお蛍光灯の方が蓄光の効果が高いようです。


ちょっと期待しすぎたのか、それともこれはルミノーバじゃないのか?という疑問も。そこで、http://www.shopping-inomataturigu.com/goods-benri/uvresin.htmlからTOHO UV RESIN UVレジン紫外線硬化樹脂を取り寄せてみることにします。それからhttp://store.yahoo.co.jp/sinoir/b8f7a4ebba.htmlから粉末状のルミーノーバも取り寄せてみようかな・・・とか。


ちなみにhttp://the.girlsgate.to/nail/kurachi/lumi_gr.htmなんてのもあってギャルが爪を光らせてるのはこれだったのか!といままで興味は無かったネイルアート材で色違いのものもあるようです。


この「Night Sights」、蓄光顔料とUVレジンを直径3mm程度の口を持つチューブに入れたこと、小型のUVライトと組み合わせたこと、トイガンのサイトに使おう需要があると思ったことなどアイデアは非常に買います。考えた人はフィッシングも趣味なのかもしれませんね。ただ、UVレジンをケチりすぎです。小型のUVライトだって釣具屋では500円から買えますからUVレジンの原価が高いんでしょうかね。TOHO UV RESINがどれだけ容量があるか楽しみです。チューブの中に半分程度でも中身があれば文句は無かったんですけどねぇ・・・。ちょっと高い買い物だったかなぁ。


http://item.rakuten.co.jp/nandemo/am611/
http://www.naturum.co.jp/item/item.asp?item=516338