「マルハチ産業 蓄圧式噴霧器 3L ハイパー 1段1頭口」というのが安くなっていて1378円だったので買ってみました。
「従来の4Lタイプに比べてポンピング負荷30~50%以上の軽減を実現(当社比)」
これが目に付きました。1号機?もタンク内に使用済みBB弾を入れて容量3L程度に減量していると思うんですが、0.3MPaに近くなると加圧ハンドルに体重をかける感じにしないとポンピングできませんでした。
ひょっとしたらこの「マルハチ産業 蓄圧式噴霧器 3L」の方がポンピングが軽いかもしれない。それとホースがもしかしたら8.0mmちょうどかもしれない・・・という期待もありました。
ホースの外径は残念ながら、約8.5mmで同じでした。ポンピング60回ほどで安全弁が働きました。
これが0.3MPaだったら・・・確かに楽だったんですけど・・・プレッシャーゲージを繋いで(また8mm<->6mmの異径継手で苦労したんですけど・・・)圧力を見たら、0.15MPa辺りで安全弁が働いてしまってます。
TAKAGIの4Lのものより小型でいいと思ったんですが、0.15MPaではちょっと・・・
このままでは使い物にならないですねぇ。
Amazonのレビューでいくらポンピングしても圧力が弱すぎて使い物にならないという人がいましたが、こういうことだったのか・・・
やっぱり安全弁の動作圧力が明記されている製品の方が良かったですねぇ。
ということで、以前から良さそうだと思っていた
「工進(KOSHIN) 蓄圧式 噴霧器 タンク 2.5L ミスターオート HS-251BT」
を買ってみました。
2218円で、TAKAGIの4Lやマルハチ産業の3Lより実売価格は若干高かったんですが、品質が明らかに良いです。
メインのホースは肉厚で柔らかいし、ハンドルはしっかりしていて「両手で」押しやすい。底にスタンドのような裾広がりのパーツがあって真上から押す分には座りがいい。安全弁は中身をいじれないように樹脂で封入されてるしコックには赤いインジケーターも付いてる。放出コックの仕組みも直接空気が指に当たりにくいように返しがある。直接当たると結構冷たく感じるんですよね。
肩掛ベルトが予め取り付けられてるし、延長パイプや1段目のノズル付きパイプの基部の作りも凝っていて価格以上の違いがありました。蓄圧式噴霧器としてもお薦めできるかと。
マルハチ産業の3Lにはファイバーグラス製のパイプがあったのが収穫だったかな。
で、肉厚で柔らかいホースを切るのは惜しかったんですが、カットしてタンクとの接続部を切り開き、外径8mm、内径5mmのポリウレタンホースを加熱して柔らかくし、ジョイントを押し込みました。

これで8mm<->6mmの異径継手の空気漏れも気にしなくて済みます。
プレッシャーゲージを繋いで試しに0.3MPaまで蓄圧。約70~75回のポンピングでした。タンクの座りがいいと言っても軽いのでタンクを両足の間に挟んでポンピングしました。
0.3MPaにしたまま放置していると安全弁が作動して0.2MPa辺りまで勝手に落ちました。
安全弁が作動する前にエアガンに繋いで使用した場合は結局安全弁は作動しませんでした。
やはり中身がなくて軽いと扱いにくいので、使用済みBB弾を入れておくことにします。
外径8mm、内径5mmのポリウレタンホースを加熱してホースジョイントを押し込むのはマルハチ産業の3Lでもできたんですが、安全弁の問題を解決できませんでした。
TAKAGIの4Lはホースの抜けドメの仕組みがちょっと変わっていて結局、外径8mmのホースを使うことが出来ませんでした。
ということで、「工進(KOSHIN) 蓄圧式 噴霧器 タンク 2.5L ミスターオート HS-251BT」の改造品を「蓄圧式エア・エアガン用タンク2号機」としますv(^^)v
ちなみに、TAKAGIの4L以外の蓄圧式噴霧器には水なんか水滴でさえ入ってませんでした。やはり、アマゾンジャパン合同会社が中古を新品として送ってきたんだと思います。
↓
約1L分くらいの使用済みBB弾を入れて、65回ポンピングしたら0.35MPa・・・バグってる?安全弁はコックが突出して赤いインジケーターが見えてますが、急激に空気が抜けてる感じは無いです。
「ボディーガード380+ロングマガジン」室温約16℃
0.25g(0.35MPa) 43.0~45.6m/s、約0.25J
でした。ワンマグ15発撃ったところで約0.3MPaが維持されてます。やっぱり一時的に0.35MPaになったものの安全弁から0.3MPaまで空気は抜け続けていたようです。
つづき:20230206
「マルハチ産業 蓄圧式噴霧器 3L」はもう使う予定はないんですが、安全弁を強化することはできました。
安全弁の押しバネは、線径0.8mm、外径8mm、内径約6mm、長さ30mm。
この線径1.2mm、外径8mm、長さ35mmの押しバネ(圧縮スプリング)を使ってみました。これすごく硬いです。もともとの安全弁の押しバネは約20mmの長さに圧縮されるようストッパーが付いています。
35mmのすごく硬い押しバネは、とてもじゃないけど私の力では20mmに圧縮してストッパーを止めることはできそうになく、また下手をするとビヨ~ンしたときに大怪我しそうな予感がしたので、また加熱加工で長さ(自由長)を短くすることにしました。途中でカットせず両端まるごと残して目標22mmで仕上げて装着。
安全弁は意図したとおりに固くなり1.5MPa以上の蓄圧ができそうでしたが・・・タンクに繋げた8mmのホースの方から空気漏れが・・・
カットして工進の2.5Lを「蓄圧式エア・エアガン用タンク2号機」にするのに流用してしまったので、残った基部の短い部分に異径継手を付けたんですが・・・どうもキャップの方から空気漏れがしている気がします。オレンジ色っぽいいかにも柔らかそうなパッキンがダメな気がする。結局、1.5MPaくらいで空気漏れします。
まあ工進の2.5Lが優秀過ぎて、「マルハチ産業 蓄圧式噴霧器 3L」はもう使う予定はないし・・・除草剤用の噴霧器の予備として保管しておこうと思います。蓄圧式噴霧器のタンクってメーカーによれば使用期限が数年とされていて、安全に使うためには3年程度で交換するべきだそうですし、噴霧器としてもエア・エアガン用としても3年程度で交換することになりそうです。