RakutenTVで見ました。絵的に好きだったのは、マレーのTVショーへのオファーを電話で受けた直後母親のいる病院に向かうバスのシーンです。落書きのされた後部の窓を背景にして妙に様になっていたと言うか。
トレーラーで有名な階段の踊るシーンは、むしろその後刑事に追われるところがチャップリンやキートンのドタバタコメディーを模しているなと思いました。
アーカム・アサイラム内でのラストシーンもホラーっぽくありながら、やはりチャップリンやキートンのドタバタコメディーによくある主人公が逃げ回るシーンだなと思いました。
音楽は良かった。
悪のカリスマと言うより、衝動殺人の連続殺人犯・・・ですね。コミック・ブックの悪役として作られたキャラを真面目に描くとこうなってしまうのか、という。
アメコミ詳しくないのですが、ゲームの「バットマン:アーカム・アサイラム」のコレクタブル要素でジョーカーなど悪役のキャラに関わる断片的な情報などが描く異常性からそう遠くない気がしました。
アメリカの公開時に暴動を警戒した警備が劇場周辺で行われた・・・とかいうのは、ひょっとしたら映画会社のPRだったのでは?
と私などには思えるのはまだそれほど追い詰められてはいないからでしょうか。