Blog:Neutron Star

tma1のブログ 「試行錯誤」・・・私の好きな言葉です

アンゴルモア 元寇合戦記(1)

koboで期間限定無料配信だったので読んでますが・・・テーマは良いしすごく気に入ったんだけど・・・アクション作画、流れが分かりにくい(^^;)


それと、馬の足が長すぎかな。絵的にサラブレッド程ではないけど、もっと当時の馬の足は短かく体高は低かったはず。


初遭遇の敵将に「ギケイリュウか?」と日本語で問われるのも、ちょっと「?」。


源義経がモンゴルに落ち延びたという説を採用しているようで、日本語に関しては義経の末裔に習ったとか、末裔そのものの可能性があるから良いとしても、当時、武家の兵法に流派はなかったと言いながら、果たして義経存命中に「義経(ギケイ)流」なる呼び名があったものかどうか。


義経本人が、自ら「義経(ギケイ)流」と称していたならともかく、流派という概念もなかった所にいきなり「義経(ギケイ)流」という名称が生まれたとは思えない。後世、複数の流派が生じてから各流派の名称が定まるものと思うがいかがか?


となると、蒙古人(髪の毛の色など西域から流れてきたアーリア人っぽかったけど)が「ギケイリュウか?」と問うのは些かおかしいのではないかと。少なくとも、日本国内で「義経(ギケイ)流」という名称が成立してから、その日本国内での事情を知っている必要があるのだが・・・対馬に高麗(朝鮮)と交流があったことを示すために高麗人がいたけど、その男などを通じて伝播したと?「義経流」などという一体誰が知っているかも不明なマイナーな名称と概念を?


子供なら喜びそうなシチュエーションではあるが・・・もしかしたら、作者は思春期にこのシチュエーションを思いついたのではないかと想像してニヤニヤしている次第(^^;)