カラヤン帝国興亡史

カラヤン帝国興亡史　史上最高の指揮者の栄光と挫折【電子書籍】[ 中川右介 ]

言わずと知れた著名な指揮者ヘルベルト・フォン・カラヤンの個人史とポスト掌握と喪失のみを描いたもので芸術性にはほとんど触れず。面白かったので一気に読めました。ディスコグラフィーがあるともっと良かったかも。

個人的にスタンダードとかベストセラーというものがあまり好きではないひねくれ者なのでカラヤンのCDはあまり持っていません。チャイコフスキーの交響曲全集、ベートーヴェンの交響曲４＆７他若干。（http://d.hatena.ne.jp/tma1/20070128#p3）

この本でも言われてますが、音が綺麗なだけで深みに欠ける・・・といって良いのかも知れませんねぇ、やっぱり。でも音楽だしそれだけでも価値があるというもの。

実は最近、STAX SRS-3030（SRM-313＋SR-303）で音楽を聞くのが楽しみになってまして、これで聞くとSONYの古いCDP-555ESJの音も良いものだと思えるんです。相性が良いとでもいうのかな。CDP-555ESJをSTAX SRS-3030に繋ぐだけでこれだけの音が楽しめるのは実は経済的なんじゃないかとも。

クラシックプレミアムのSHM-CDばかりじゃなくて昔買った普通のCDも結構良い音なんだなと今更のように気づいた次第。

もちろんKORG DS-DAC-10も繋いだりします。

ところでカラヤン、ザビーネ・マイヤー事件は当時の新聞にも出ていたからおぼろげに知っていましたが80年代はベルリン・フィルとの関係が最悪だったんですね。CDは毎月何枚もリリースされていたから気が付きませんでした。

先日ポイント10倍セールをやっていたので久しぶりにバジェットBOX買いました。Sony Classical Mastersの「Eugene Ormandy Conducts 20th Century Classics」。

Eugene Ormandy Conducts 20th Century Classics

それとその次のポイント10倍セールで「Bach Masterworks - Original Jacket Collection」も注文しちゃってます。明日届く予定。

Bach Masterworks: Original Jackets Collection

時々こういうオーディオ熱が再燃するんですよねぇ。実はSACDにも手を出そうかとちょっと考えてます。

ところで、この本、購入はかなり前でこれまで読んでなかったんですが、タワーレコードやAmazonで商品情報を見ていると当然目につくわけですよカラヤンの年代別に集めた箱物が。80年代のものが当然録音は良さそうなんですが演奏自体はどうなんだ？と。

先日、触れた「クラシックプレミアム」のリヒテルがピアノを弾いたチャイコフスキーの「ピアノ協奏曲第１番」も60年代だし。80年代は確かに私自身が毎月のようにどの新譜CDを買おうかと雑誌のカタログを見ながら迷っていた時代（当時は1000円台のCDなど無くて3000円台から）でしたから、カラヤン＆ベルリン・フィルDG盤などは特に好きでは無くても垂涎の的。それがセットで2万円以上もするとはいえ78枚も入って網羅されているんですから、まぁ迷いましたよ。正直今でも迷ってますし(^^;)

それで以前購入したハイレゾのカラヤンのサンプル集とかレンタルCDをリッピングした「ベスト・カラヤン100」とか聞きながら、そういえば「カラヤン帝国興亡史」なんてあったなと思いだして読んでみたら・・・色々な権力闘争やら楽団との衝突、協力関係などありながらの演奏、ますます聞いてみたくなって困ってしまいますが(^^;)

さすがに全部買うほどのファンでもないし財力もないので、とりあえずベスト100とか101でいいやｗ「ショスタコーヴィチ10番」特にモスクワ公演のものだけはいつか聞いてみようと思ってます。Amazonではプレミアム化してるようですがいつか普通の値段で買えるでしょう。

Karajan in Moscow Vol.2 - Bach: Brandenburg Concerto No.1, Shostakovich: Symphony No.10

ちなみに現在ちょうど楽天koboで幻冬舎40%offクーポン配布中だったのでこれの前編ともいえる「カラヤンとフルトヴェングラー」も購入しました。

カラヤンとフルトヴェングラー【電子書籍】[ 中川右介 ]