Blog:Neutron Star

tma1のブログ 「試行錯誤」・・・私の好きな言葉です

ダイナミック・フィギュア(上)

やっと読了しました。別に難しい文章とか概念とかはないんですが、固有名詞や一部の登場人物のセリフなどに馴染めなくてどうにもハマれなかったので。


まぁ一言で言ってしまえば、エヴァンゲリオン進撃の巨人みたいな作品(^^;)固有名詞のネーミングセンスが個人的に受け付けない類でしたねぇ。さらに作戦司令、葛城ミサトのような立場の人物の「聞かれたし」で始まる芝居がかった作戦概要というか指令の通達に含まれる独特の言葉遣いと、はっきり言ってクサイ檄文が含まれるせいでどうにも気が削がれてしまって(^^;)


上巻の終わりは、重要な登場人物の死亡ともう一人別の主要な登場人物の敵対化というアニメで言えば1クールの終わりにありがちな展開で終わっていて下巻への興味をつなげた形なんでしょうけど。


キッカイという進化侵略体wのような生物が概念を学習し他の個体に拡散して進化していくので、戦闘時にもなるべく新たな概念を与えないように配慮して戦わなければならないとか、概念を蓄えている器官を拡散前に破壊しなければならないとかそれでも徐々に進化していく恐怖・・・など良い仕掛けだと思うんですけど、そもそも何で元はただうろつくだけの未熟な状態の生き物が侵略の尖兵に使われているのか疑問だったりします(^^;)実は侵略目的じゃないという設定かも知れませんね。コミュニケーションを取りたいだけなのかも。