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tma1のブログ

「モサド・ファイル」 マイケル・バー=ゾウハー

「イランとアメリカ」読了した後で「モサド・ファイル」を購入して読んでます。電子書籍版なのに高いんですがクーポンと楽天スーパーポイントで買っておきました。


「イランとアメリカ」でもイランに対するイスラエルの諜報活動や暗殺、破壊工作の言及がありました。2010年、対イラン戦争を推進していたネタニヤフ首相とバラク防相を批判したという元モサド長官、メイア・ダガンというのは「モサド・ファイル」中でメイル・ダガンと表記されている人物でしょう。


ナチスのアドルフ・アイヒマンの逮捕については、最近映画で「凡庸な悪」だったか「凡庸さの悪」だったか・・・・ユダヤ人虐殺に加担したアイヒマンを捕らえてみたら狂人でもなく悪魔でもなく、人並みの倫理観に少し心を動かされたものの、自己と家族を守るため(命令に従わなければ当然不利益になったので)与えられた命令に従っただけの凡庸な人物で、歴史に残るような悪逆非道さえも凡人の手によるものであり、逆に些細な悪を見過ごす凡人の怠惰の積み重ねが大きな悪につながるというテーマを描いたものがあるという紹介を年末年始のテレビで見たばかり。


詳細が分かるのではとやや期待しながら読みましたが、詳しく書かれていたのはアイヒマンに辿り着くまでと拉致の実行のみ。裁判の過程とか内容は描かれず、処刑のみ。ただ、ユダヤ人という一民族の絶滅を企図した人物に期待されるような後悔や反省、懺悔のようなものは全く無く処刑直前まで憎まれ口を叩いていたことが分かるのみ。


今のところシリアのヨルダン川支流の流れを変えてイスラエルに不利益をもたらす工事を諜報活動により壊滅させたエリ・コーヘンという人物に関して読み終わってます。この人物はいかにもドラマに出てくるような「スパイ」にふさわしく富豪を演じて有力者に近づき情報を祖国に流し続け最後に露見して処刑されたという人物でした。


映画「ミュンヘン」もモサドだったと思いますが、関連する記事がまだ出てこないのが意外というか。時系列では書かれていないのでまだ分かりませんが目次にはそれらしいのは無いような?