Blog:Neutron Star

tma1のブログ 「試行錯誤」・・・私の好きな言葉です

MP5プレーヤー:Ainol V6000 HDV 8GBモデル その3

http://www.ainol.com/article/2009/0531/article_835.html
http://www.ainol.com.hk/product/v6000hdv/

動画再生補足

動画再生中に開けるメニュー中にvision effectというのがあります。デフォルトがnature、他にsharp、very sharp、soft、very soft。一時停止しないと効果は分かりにくいかもしれませんが、デフォルトで入っているデモクリップのボーイスカウト風の少年の服のコーデュロイの質感で効果を確認しました。確かにvery sharpとvery softでは若干細部に違いが感じられます。本体で視聴する限りは画面も小さいしあまり意味は無いような気もします。

静止画補足

元から入っている画像が横長の画像ばかりだったので気が付きませんでしたが、縦長の画像は「DAPL TY-A2」のように自動で回転表示してくれず、縦のまま縮小表示になります。

しかも回転させる機能自体がありませんorz。これはひと手間必要ですが「藤-resizer-」などで一括して回転させて横長にしておいた方が良さそうです。

ファイル管理

「DAPL TY-A2」にあったようなファイルブラウザ「Explorer」は無いのでメインメニューからVideoやMusicなどのアイコンメニュー経由でファイルを選択しますが、Videoなら動画以外のファイルは見えません。例えばmp3のみのフォルダがあったとすると、フォルダの数や名前は分かりますがその下に移ることができません。移ってもムダだからということでしょうか?

ファイル名はリスト上では日本語表示も概ね正しく表示されますが、再生中に表示されるファイル名やID3タグなどは化けまくりで英数字以外は無保証です(^^;)

「エジプト発掘」が「エジプト癒掘」になるのはまだマシな方で、「鴉-KARAS-」メインテーマのmp3なんか再生中に表示されるタイトルは「KARAS」しか読めません。

Musicの場合はファイルを転送した後でLocal Media Libを選択してupdateするとタグを元にartist、albumなどから曲を選ぶことが出来ますが、ここで表示される情報からして日本語表示はアウトです。Local Diskなどから直接選んだ方がマシ。それでも再生中の表示はやっぱり何がなにやら分からなくなるんですけどね。

さらに再生中にenter/modeボタンで出るメニューからfile informationでは「鴉メインテーマ」が「鳩メインテーマ」と表示されます(^^;)カラスをハトに変える中華マジック?

そもそも「Ainol V6000 HDV」は輸出仕様では全く無いので仕方が無いのでしょう。この辺は「DAPL TY-A2」の方が良いですね。

ファイル選択中に「電源/STOP/PAUSE」を短く押すとdelete/copy/pasteメニューが出ます。deleteはできましたがcopy&pasteが分かりません。他のフォルダに移せるのかと思ってmp3ファイルでcopyを押してみましたがどこにもpasteできませんでした(笑)まぁ必要ないですけど。

video、music、photo、eBookそれぞれのアイコンメニューの直下にはLocal Disk、External Disk、USB Hostとあります。Games直下にはsystem game、External Disk、USB Hostとあります。External DiskはmicroSDスロットでしょう。気になるのがUSB Host。

USBメモリなんかを接続できる気がするんですが・・・Aメス-ミニBとかAメス-Aメスの変換アダプタもしくはケーブルがないと確認できません。

Gameも外部メディアから起動できるんでしょうか?どう考えてもサードパーティー製なんて出て来そうに無いんですが、中国ならもしかしたら?

スピーカー

本体の両サイドに付いているのでステレオかと期待しましたが、モノラルでした。WaveGeneでLch、Rch各1000Hzのwavデータを作って再生してみたらどちらも両側から音が出てました(^^;)

ボリュームを一杯にすると音量はそれなりにありますがソース次第ですね。デフォルトでmusicフォルダに入っていた「劇場版トランスフォーマー」主題曲?「変形金剛主題曲What I've Done.mp3」はうるさいほどの音量で聞けましたが、クラシックの器楽曲を聞くには不足しているかも知れません。音質はラジカセ程度。ボリューム一杯だと「DAPL TY-A2」の方がやや音が大きいかも?

音楽再生

ape形式のCDImage.ape再生できましたが、cueファイルは利用できませんでした。eBook経由でテキストファイルとしてなら閲覧できましたが日本語部分は化けていて判読不能。内容を英数字のみにしておいて音楽再生中にeBook経由で参照するのはありかもしれませんね。それか歌詞用のlrcファイルにするとか。

ところでこうした音楽再生中にマルチタスクで画像を見たりしているときに音楽を止めたいと思ったんですが、「DAPL TY-A2」ではMusicメニューに移るとcurrent playというのがあってそこから現在再生中の曲にすぐにたどり着けました。「Ainol V6000 HDV」では似た機能がありません。musicメニューに戻ると青紫の★がフォルダに付いているのでそれを頼りに曲にたどり着いて停止させなければなりません。

ちょっと不便ですが再生可能フォーマットはMP3, WMA, WAV ,FLAC, OGG, APE, DTSと多いようですので(未確認ですが)。

面白い機能として、再生速度を変えられます。normalを中心にslow、very slow、fast、very fastと5段階。議事録作成や講義内容早聞きなどに使えそうです。(妙なところで凝ってますねぇ)ape、wma、mp3、wavで確認しました。

ところで対応フォーマットでもファイル名によって再生できない例がありました。変だと思ったら、ファイル名を半角英数字のシンプルな物に変えてみるといいかもしれません。(ファイル名を変えないと再生できなかった例:01 - 鴉 顕在 (漆黒の闘い編) アバン−1.wav)

録音機能

ファイルフォーマットはmp3、音質はGood(48KHz、320Kbps)、Normal(24KHz、160Kbps)、Poor(12KHz、80Kbps)の3種類。モノラルだし会話程度ならPoor Qualityで十分。ですがマイクのピンホールに口を近づけてしゃべった録音はイヤホンつけないとスピーカーでは良く聞こえない感じでした。

DC IN 5Vについて

USBケーブルで問題なく充電できるので基本的に必要ないと思いますが、もしかしたら放置して放電が進んでしまったらUSBケーブルでは充電できなくなるかもしれません。そのときは「DC IN 5V」端子を使えばいいと思うんですが、かなり細い端子で「DAPL TY-A2」の5Vアダプター(3mmφ)は入りませんでした。2.5mmφ?


つづく

(後に加筆修正の可能性あり)