BELDEN（ベルデン） 89207というインピーダンスが100ΩのケーブルでHA-1AとER-4Sをつなぐ延長ケーブルを作ってみました。
http://oyaide.com/catalog/product_info.php/cPath/1_6_44/products_id/152
本当は、6.3mmφ標準（フォン）ステレオプラグと3.5mmφステレオミニジャックでER-4S専用延長ケーブルにしたかったのですが、オーディオ・ケーブルの自作は初めてなので、作業のしやすそうなNEUTRIK（ノイトリック）の6.3mmφステレオジャックを使いました。要するに100Ωのマイク用延長ケーブルです（笑）プラグは成り行きでコンタクトが金メッキのノーブランドにしました。練習のつもりだし。
このケーブルは２芯シールドケーブルです。詳細はhttp://www.belden.com/のecatalogで89207を検索すれば分かりますが、上記オヤイデのページの説明では本来はコンピュータ用のケーブルだということです。外径は6.6mmで太くはないんですが、硬くて曲げにくいです。一番外側のジャケットもテフロンらしいんですが、テカテカのカチカチです。導線が撚ってある様子が分かります。ER-4Sのケーブルの太い部分に似ています。
シールドは錫メッキ銅編線と薄いアルミホイルのようなDuofoilとかいう素材。インナージャケットは透明なテフロンチューブ。これも曲げにくそうです。２本の導線も同じ透明なテフロンで覆われています。一方は錫メッキ銅の撚り線、もう一方はメッキ無しの銅の撚り線。
特に考えもなしに、錫メッキ銅をTIPに、メッキ無し銅をRINGに、シールドの編線をGRNDにしました。
ハンダがやっぱり下手なんですが、何とかできました。
試しに聴いていますが、高音寄りでクリアな印象を受けました。ドンシャリかどうかはともかく、「ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還」のビリー・ボイド（ピピン）の歌辺りでは細部の表現と定位は良い方ではないかと感じました。さらにエージングが影響を与えるかどうか、しばらく使ってみないと分かりませんが、少なくとも私が好きな傾向の音のようなので安心しました。
78ΩのBELDEN 89272というケーブルにも興味がありますので機会があったら試してみたいものです。
それにしてもこんなに硬くて曲げにくいケーブル、コンピューター用っていったいどんな用途なんでしょう？
